50MHz AM受信機

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これは50MHzのAM受信機です。10年くらい前の「作品」です。木端の上に作ってあります。「ええ!そんなんでいいの?」と聞こえてきそうですが、これでOKなんです。
実際、この受信機で、交信もしました。E スポが出た時は関東と北海道の交信もしています。
ただ、さすがに送信機の方は金属のケースの中に組みましたけど。受信機は板の上でステキな様相を呈しています。
ケースをつけると中が見えないのでつまらないけど、バラックは違います。これもバラックの美点ですね。
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50.51~50.64くらいをカバーしています。形式はダブルスーパーみたいなものです。
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2SK241などで、RF増幅して、セラミック発振子で40MHz の局発を作り、10MHzの中間周波数を得ます。
セラミック発振子にはバリコンやコイルを並べてある程度周波数を変化させます。てい倍するので200KHzくらい受信周波数をカバーできます。 それを短波もOK のラジオIC(LA1600)で検波します。ここがミソで、製作が楽になります。あとはLM386でスピーカーを鳴らします。
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L金具を駆使してメーターやスピーカーやBNCジャックを板に留めています。
スピーカーの脚は関節にしてあり、移動運用の時に、スピーカーを前におじぎさせて背丈を低くして箱に入れます。
板にタッピングネジなので楽です。もし、これらを金属のケースに入れるととしたら大変な作業です。
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ラジオICのLA1600は横にして両面テープでくっつけてます。ピンに直にハンダ付け。
全体的には生基板をグランドにして、FCZのランド基板を主に使って配線してます。コイルもFCZコイルにお世話になってます。
メーターの脇にスライドスイッチがありますが、S メーターとバッテリー電圧メーターの切り替えのためです。

これは私の、バラックの雄者 なので捨てられない-品です。