蓄音機 と L金具

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前回の記事の蓄音機はオートストップ機能が不備でした。なにしろ半分ジャンクの蓄音機から外したターンテーブルですから。
アーム側の 引き金 が無く、動作不能でした。
そこで、 L金具 を使って、臨時に、引き金を作りました。結果、上手くいきました。
ただし、調整が微妙で、むずかしい所もありました。この引き金が無かったことに加え、オートストップ機構のスピンドル(ターンテーブル回転軸)側にも問題があって、それも直さねばなりませんでしたから。

上の写真で、延ばした 金具 が下向きに、ベロのように下がっているのがそれです。
ちなみに、左の金具はT字金具で、L金具とは別です。これはDIYの店で売っている物です。こっちはステンレス製で、ネジ穴修整に削るのに苦労しました。

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さて、これが今回主役の L金具 です。
このブログに度々ちょっと出てくる便利な金具です。バラックラジオ作りには欠かせないアイテムです。
大と小があって、写真のは大の方です。
軟鈇製なのか、ペンチで簡単に曲げられ、3mmネジが入ります。
秋葉原のラジオデパートのシオヤ電気に売っていると思います。今はなき東京科学無線にもありました。昔はどこでもありました。

様々な使い方がありますが、今回は極め付け、ボリュームの軸を無理やり付けるワザの紹介です。
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L金具はペンチでクネクネやると簡単に切れます。
あとは、バリをとって無理やり広げ、無理やりボリュームをはめ込み、無理やりナットを絞めます。
始めに板の上などに木ネジで留めておいた方が良いでしょう。

私は常々、ネジを発明した人は偉いなあと思っていますが、このL金具を考えた人も偉いと思います。