ツイーター アク取り網


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 アドオンツイーターのグリルに100均で見つけた、台所用品、アク取り網をつけて上手くいったので、その紹介です。

 普通、オーディオに凝る人はその機器の見てくれにもこだわります。きれいな方がいい。私もそう思います。ま、しかし、 自作のやっつけ仕事なら、音が出てるならいいか、という日常です。

 今回も胸を張れるバラックです。


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 これはドイツ、メンデ の高級ラジオから外したという、ツイーターです。Isophon というメーカーの HM-10 だという伝えです。10 cmの高音用スピーカーです。ボロくて、ペアではなく単品だったので、とても安く入手しました。コーンに穴があいてたりします。でも音には大して影響ないので私はOKです。

 前回の記事でも書きましたが、ドイツの SABA の古いスピーカーは低音がよく出る分、高音が少し控えめでした。それで、このツイーターを並用していました。

 前面のカバーを付けなければと思っていました。布にすれば、高音を吸ってしまうので、金属網をと探したところ、100均で、

もってこいの アク取りオタマ を見つけたのでした。直経も網目の細かさもちょうどいい。

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 これをどうやって前面に取り付けるか。しばらく悩みました。ステンレスなので、ビス用の穴を開けたりは大変です。邪魔な柄も切るのも大変。

 で、閃きました! これの柄を曲げて

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こうして

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 こうです。スピーカーの台座にネジ1本で留めています。前面は下部にトラスネジ2本で留めています。これで結構ガッチリ留まっているのです。

 邪魔だった柄を使って固定に利用すること思いついた自分は天才だと思いました。


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 6 P スライドスイッチを付けてあって、スピーカーの位相(十一)を逆にもできます。また、このスイッチは、中点OFFになるタイプで、接続OFFにも出来て便利です。

 ウーハーやフルレンジとの組み合せが自然になるように位相の、正逆が大切で、アドオンなので、位置も前後できるので耳に届く音圧も含めて調節できます。ツイーター不要ならOFFにできます。

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スイッチの回路図です。老姿心ながら。入力にはアンプか、ウーハーまたはフルレンジスピーカーなどです。

 

 コンデンサーは何マイクロか?

5.6uFが手持ちにあったので、これを付けました。ツイーターのインピーダンスが10オームだったので、カットオフは2.8KHzになります。

 ツイーターとしては低いですが、実際聴いてみて、ちょうどいい感じでした。

 RとC のハイパスフィルターと同じ計算式になります。

 スピーカーが 8 オームだったとしての計算式を載せておきます。これも老娑心ながら。

    R にスピーカーのインピーダンスを代入します。10の-6乗はマイナスを外して分子に移動できます。


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 コンデンサーです。高級品。1000円くらいしました。と、今、気づきました! スピーカーより高い! うひゃ、やっちまったゼ。やっちまった悲しみに…


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 これがくだんの SABA スピーカーです。1931年ころの励磁型。電磁石のために、直流250Vの電源が必要で、これも自作バラックで、上の左に載ってます。

 SABAの後ろは直径46cmのホーンスピーカーです。これらはいずれ紹介します。前方は前回の6ZP1アンプ

 SABA の上の右側が今日の主人公、

アク取り網です。