SDR 周波数スキャナー エアバンド


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 SDRシャープ には「周波数スキャナー」というプラグインソフトがあって、とても便利でありがたいものなので紹介します。

 メイン画面が三段になってますが、一番下の棒グラフ群がそれです。今、羽田DEP を自動で捉えたところです。下の写真はその拡大。

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 エアバンドを受信するのは我慢と根気が要ります。一つの周波数で空港や飛行機の交信が入るのはときどきだからです。なので、しょっち ゅう、クルクルとダイヤルを回して今交信している周波数を探すことなります。SDRではマウスで、波形のトンガリ頭を追っかけます。まるでモグラ叩きです。

 そこへ登上するのが 周波数スキャナー様 です。これ使うと、ほとんどひっきりなしに航空無線の声が飛び込んできます。

 大分以前からアマチュア無線機には付いている機能です。SDRでもけっこう前からあったようですが、私は2021年の10月に、インストールしました。

 これについては ある人のHP がとても役立ちました。アマチュア無線コールサインをHP の標題に掲げている方で、「SDRラジオ」でググれば、1番に出てくるページです。この方にはとても感謝してます。導入方法など、全てこの方の記事に頼りました。

 

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 120.5MHzの 東京コントロール です。私はエアバンドについては素人です。どういう局なのかはよく知りません。ただ、交信が頻繁で、スキャナー導入以前から、この局を中心に聞いていました。たまに女性のアナウンスも聞こえて 清涼一服です。

 周波数と局名は、予め自分で登録しておくと、上の写真のように表示されます。


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 登録なしの局は「Unknown」(知らないよっと) になります。

 スキャナーは自分で指定した範囲の周波数を、下から上まで秒速で舐めて走り、受信できる局を探して止まります。私は止まっている時間を3秒に設定して、エアバンドを開いています。3秒って短いですが、航空無線ですから、私は「あ、聞こえた」の連続でいいのです。

 たまにガイジンらしき発音で「コンニチワ」と聞こえることがあります。たぶん外国から飛んで来た空の上のパイロットなのでしょう。日本の管制官に親愛のご挨拶なのでしょう。


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 左の機能格納ボタンの1番下がこの、「Frequency Scanner」です。今、予め登録した 「Air」を選んでいるので、それが青くなってます。スキャン範囲は110~130MHzにしたと思います。モードはAM (SDRシャープでは自動でAMになる)

 さてこれらの設定はスキャナーをストップしてからでないと、出来ません。スキャン中にやろうとしても「あれ?」ってことになります。

 初めてのときは、私は、電波の強いFM放送でスタートしました。うまく動いた時は感動しました。たくさんある放送局をちょっとずつ聞き噛じって行くのは快感です。この中から気に入った局を聴くことにすれば、ダイヤルクルクルしなくて良いのです。

 この無料プラグインソフトを作った人にも感謝してます。

 老婆心ながら、このソフトは、SDRシャープ本体のバージョンが新しいと動かないようです。v.0.0.1716か、それ以前がOKのようです。これについて、先達のHPに古いバージョンのことも含めて出ています。

 

 
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 さて、私は最近 秋月電子 でこの変換プラグを買いました。ドングルに、太い同軸を単体変換プラグでつけると、同軸がちょっと動くと、ドングルのUSBプラグやアンテナジャックを壊しそうです。

 上のは、MCX と BNC をつなぐ柔らかなケーブルで出来ているので、取り回し易いです。

 

 今回の写真は、2022 1/9 に受信したものの、スクリーンショットです。

 アンテナは自作のツェップライクという物で、設置が、とても楽なアンテです。釣り竿に付けて、外のベランダ手すりにちょっと立てかけたものです。利得は無く、ダイポールと同じです。いずれ紹介しましょう。

 

 「少しのことにも先達(せんだつ)はあらまほしきことなり」と、昔の人がのたまってました。まさにそう思います。