
今年(2026年) 5月から8月まで、私はアンテナ作りや無線ばかりやっていました。
前回、50MHzのアンテナをUPしましたが、今回は 28MHz の釣り竿使用のアンテナのことをUPします。
正式な名称はわかりませんが、1/4波長接地型 です。古くは「マルコーニアンテナ」と呼ばれたのかも知れません。AMのラジオ局の送信アンテナがこれです。
原理は、ダイポールを縦にして、半分地面に埋めちゃった という感じです。でも、接地型の方が元祖ではないかと思います。
前回記事の 50MHzの釣り竿アンテナで、Eスポに乗って、北海道の人とQSOしました。その時、相手の方が、「20年ぶりのQSOですねえ。前回は29のFMでした」と教えてくれました。それを聞いて私は、急に29MHzのFMをやりたくなったのです。20年前、今の環境ではない所で、私は テンメーターFM を好んで、QRVしていました。(その時は垂直短縮DPで)
で、10mの1/4波長なら、2.5mで済むと思いついて、作った次第です。これならベランダでもいけると。

これが私の接地型の形です。エレメントにコイルは普通ありませんが、私は少しでも短くしようと、トップローディングにしました。これで、見かけ長は2.2mくらいです。
本来、アースは大地にとりますが、私はベランダ内に、ビニール線のカウンターポイズをとりました。
冒頭の写真、まだ実験中のもので、エレメントの根元は、ミノムシクリップ線の短いのを 二三本継いで長さの調節をしている所です。
手すりの左に載っている黒いのは、SWRを測る NanoVNA です。
釣り竿は、手すりに、黒いゴムベルトで、軽く縛っています。ゴムベルトは役に立ちます。ゴムは自身で縮もうとするので、しっかり絞まります。針金や紐では力づくで絞めなければならず、それでいて、隙間が出来たり、仮設には不便です。
私は移動運用の時にもよくゴムベルトを使います。バイクなどの荷台に使うゴムベルトで、ホームセンターに売ってます。

接地型はアースが必要です。私は、はじめ、鉄の手すりにアルミ簿を畳んで、密着させ、文具の棒磁石で押さえつけて、同軸のシールド側と、クリップで繋ぎました。
これは良いアイディアでした。しかし、SWRがどうしても1.7以下になりませんでした。
実は、50MHzのツェップの前に、50MHzのために、これと同じ1/4波長接地型を作って、電波を出したのでした。50MHzでは、アルミ簿で SWRが、1.1まで落ちたのでした。
私の28MHzも、コイルをつけずに素直に2.5mのエレメントにしておけば、アースはアルミ簿で良かったかも知れません。
ちなみに、1/4垂直接地や、グランドプーレンアンテナの インピーダンスは 36オーム とされています。
ともあれ、私の28MHzの場合は、アルミ簿はあきらめて、カウンターポイズにしました。
なんと、これでSWRが、すんなり下りました。

この絵の青い線がカウンターポイズです。ピンと張らずにだらんとさせた方がSWRが落ちました。長さの調節も必要です。調節後は256cmでした。
私は、カウンターポイズ以前には、ベランダの床に、ただビニール線を寝かしておいたのですが、これはダメでした。コンクリートの中の鉄骨とのキャパシティに期待したのですが。
私の場合の、カウンターポイズ、もしかすると、ダイポールの片側エレメントと考える方が良いかも知れません。
なんにしても、接地型はアースが勝負ですね。

SWRです。スパンが10MHzと広過ぎる設定なので、急な谷に見えますが、29MHzのFM 29.0~29.3MHzは十分に低いです。

アンテナの先端です。太さ1.6mmのホルマル線。

コイル径は13.5mmくらい。単4電池に巻くとこれくらいになりました。11回巻き。コイルの線長は40cmくらい。ビニール線との総長は合計で251cm。1/4波長として計算に合ってます。

さて、こんな便利なプラグがあります。BNCのメスに、端子が2つ。ネジ絞めできます。頭にはバナナプラグも挿せます。
私はこれを使ってダイポールの仮設をしました。移動運用などでも、急にダイポールが必要になったとき、ビニール線さえあれば、使えます。

ボディーには穴があるので、これを通すと、左右に引っ張られても外れません。以前、秋葉原で買いましたが、今はアマゾンでもあります。「BNCメス デュアルバナナ」で検索すると出てくると思います。

これらの1/4波長アンテナの運用には、コモンモードフィルターを使うことが必須だと思われます。
私はアンテナの給電部の直下に、上の写真の、コモンモードフィルターをつけています。ABILITY RADIO PARTS という所から通販で購入しました。22ターン巻きのを選びました。データも揃っていて、信頼できます。

カウンターポイズの終端は高電圧になります。ベランダの造作から絶縁し、長さ調節が出来るようにしました。
白いビニール紐の先にはフックを付けてあり、造作のちょっとした所に、引っ掛けます。
黒のビニール線が、カウンターポイズで、赤いのは瓶の蓋です。ハンダゴテで穴を開けました。
さて、このアンテナ、Eスポにのって、1エリアから、8も6も、日本中に飛びました。29のFMには、なんとも味があります。
その後、同調点を28.7MHzくらいにして、29FMにも、28MHzのSSBにも、両方出られるようにしました。特に、28のAMで、初めてQSOしたことは忘れられません。
ちなみに、50MHzの1/4波長は1.5mで、ベランダから突き出しても目立ちません。Eスポなら全国に飛びました。

























































