聖地 バラックなラジオの

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ちかごろ「聖地」ばやりですが、
私は 小田原城バラックラジオの聖地 として提唱したいと思います。
と言うのも、
バラック的ラジオの始まりは かまぼこ板ラジオ にあり、
小田原はかまぼこのメッカであり、小田原城はメッカにそびえ、その内部に
かまぼこ板 の神々を 祭り奉ってあるからです。
その写真です。
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年末が近づいて、早くもスーパーでは、かまぼこや伊達巻きのコーナーを作って並べています。
そこで今回は、かまぼこ板に対する私の信仰の一端をご覧にいれます。

2018年9月のことです。このブログの始めの方で、1200MHzのアンテナ作りをあげて、伊豆のスカイラインから交信したと、書きました。
実はその伊豆から、小田原へ行きました。
観るものと言えば、小田原城です。城内のー画にかまぼこコーナーがありました。
それを拝観して、私は市内を歩きました。
市内には、かまぼこ通り という道もありました。
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前方左に道標の看板があります。

そして、ある老舗のかまぼこ屋さんに行きました。山上という老舗です。
上記、神々の写真の右上角に山上様が掲げられてあります。

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小田原のもう1つと言えば 小田原提灯 です。
駅内に おさるのかごやの顔出し がありました。
新鮮な魚も旨かったです。

これは今、手近かにあった私のコレクションです。f:id:aug417:20191227102945j:plain
正月には、スーパーにはよく、「まるう」や「鈴広」が並びます。
ちかごろのかまぼこはビニールのパッケージが色や図柄で全体が覆われていて、板の良し悪しが見られないのが残念です。
以前は板が見えて、柾目(まさめ)の板を選ぶことができたのですが。

私が少年のころ、家のまわりには、板の切れっぱしなど、もちろん転がっていました。ただ、それら木端は汚れていたり、ガサガサだったりして、それをバラックラジオの台座にしようとは思えませんでした。
かまぼこ板は大きさも形も手ざわりも柔らかさも、台座にちょうど良かったのです。
正月のあとは、かまぼこ板を洗って陰干しして、
これでスパイダーコイルのゲルマラジオを作ろうか、
1石レフレックスを作ろうかと、夢を見ていました。

かまぼこ板で何か作るとき、いつも私は悩みます。
焼印のある方はオモテだから、ここに木ネジなんか挿したら無作法だろうなあ、と。
でも、ラジオのパーツと一緒に焼印の文字や柄を眺めていたいんだよなあ、と。
オモテを裏側にして伏せてしまったら、見かけはただの小綺麗な板だもんなあ、と。

さて、余談ですが
箱根には、鈴広の、かまぼこセンターみたいな観光施設があって、かまぼこ作りの体験ができ、はす向かいのレストランでは、箱根の地ビールで、色々なかまぼこツマミが食べられます。

新潟には 大板かまぼこ なるかまぼこがあって、板が大きいのです。1.5倍くらいはありました。
十数年前に見に行きました。海辺の町の路地裏に、その店はありました。