ゲルマラジオの実験

ラジオネタで、ちゃんとしたバラックです。 今年(2019)10月初旬のことです。ゲルマラジオ作りたくなる周期説 というのがあるかどうか知りませんが、どうもゲルマラジオてやつは、数年間隔で何度も作ることになりますねえ。数年前、この写真のようなゲルマラ…

CMOS電池交換 SONY VGC-LN51JGB

今回は初めて、PC記事です。これは先日、2019年9月下旬の、奮闘劇です。ラジオでもバラックでもありませんが、おつきあい下さい。SONYの一体型PCです。VAIO VGC-LN51JGB という型番です。CMOS (シーモス。マザーボードの電池) を交換しました。なんとか成功…

76単段アンプ

ナナロクという三極管、プレート電流が5mAしか流せない、電圧増幅管、1本だけでのアンプです。これは今年(2019)7月の製作です。 今回の眼目は、この球でスピーカーが鳴るのか B電圧をAC100Vの倍電圧整流で取るぞ、爆発しないのか、です。 私が提唱する「L金…

2SA100 科学教材社

これは新種のイカではありません。 2SA100 という型番のトランジスターです。時候では今や残暑ですが、 猛暑お見舞い申し上げます。さてちょっとした驚き事があったのでそれを書きます。写真のトランジスターを入手したというだけのことですが、あまりに懐か…

今日このごろ

関東地方は昨日、梅雨明けでした。急に暑くなりました。いかがお過ごしでしょうか。 私は昨日、秋葉原のラジオセンター1階の、私の好きな 東栄トランス の店に行きました。 真空管ヒーター用に6Vの小さなトランスを買いました。そしたら店の人が団扇をくれま…

DSPラジオ

久しぶりに、ちゃんとしたバラックのラジオ紹介です。 DSPラジオという物で、デジタル シグナル プロセッサー という方式です。ゲルマニウムとか、スーパーヘテロダインとか、アナログ方式しか知らなかった私にはびっくり仰天の物でした。冒頭の写真のこれは…

片づけ妖精 2cmFMラジオ

この絵は、整理整頓収納にすぐれた法力を持っている『片づけ妖精』の想像図です。ラジオと何の関係があるかと言うと、私が整理整頓が苦手で、こんな妖精がいたらなあと常々思っているからです。 昨日、電子部品を探すために家中をひっかきまわしていました。…

CDプレーヤー改造 後日譚

彼は喜びのビールを飲んだ次の日、ふと思いあたって、使ったファーストリカバリーダイオードのデータシートをダウンロードして見た。 筆者思うに、これでは逆であろう。普通、そのパーツを取りつける前に調べておくのが正しいエンジニアだ。 ま、しかし、彼…

CDプレーヤー改造 冒険活劇

これは今現在のことです。蓄音機1号はバラして、2号機への作り直し中なので、今はCD を真空管アンプと励磁型スピーカーで聴いています。 CDプレーヤーはデーンと鎮座するフルサイズの物を使ってました。音はいいのですが、狭い所にはちょっとじゃまでした。 …

2cm角FMラジオにバリコン自作

桜も終わって新緑の季節となりました。 今、蓄音機2号を作っているところです。完成まではまだ時間はかかります。で、今はSP盤は聴かず、その代りCD を42アンプで聴いています。スピーカーはアルニコマグネット、さらに古くさかのぼって、フィールド型スピー…

42アンプとスピーカー

前回、マグネチックピックアップの音を、超再生受信機の低周波増幅部と、バラックの鑑たるダンボールスピーカーで聞いて、祝杯をあおったというお話でした。 今回はその次に私が何をしたか、という巻です。これ、UZ42 という古い真空管の、アンプです。五極…

マグネチックピックアップ

これ、SPレコード専用の電動プレーヤーです。 前々回から手巻き蓄音機の話題を書いていますが、その1号機の改良型を作る計画でした。 今、その案を練って設計図を作っているところです。そんなさ中、以前から思っていたことに手を出したのです。 ちょっと長…

蓄音機 と L金具

前回の記事の蓄音機はオートストップ機能が不備でした。なにしろ半分ジャンクの蓄音機から外したターンテーブルですから。 アーム側の 引き金 が無く、動作不能でした。 そこで、 L金具 を使って、臨時に、引き金を作りました。結果、上手くいきました。 た…

フロア型蓄音機 の製作

2019年あけましておめでとうございます。 去年11月末から記事を更新してませんでした。 何をやっていたかと言うと、蓄音機を製作していました。 電気を一切使わない、ゼンマイと、サウンドボックスと、ホーンだけの蓄音機です。しかもフロア型といって、大型…

IC で FMラジオ 

ICで作ったFMラジオです。十数年前の物で2006年ころの作だと思います。私はどちらかというと、真空管育ちですが、少年の頃からトランジスターは少々いじっていました。しかし、ICの経験はありませんでした。 それが、いい歳こいたころ、 秋葉原で「2cm角FMラ…

超再生 FM&航空無線

超再生方式の受信機。FM放送と航空無線、2バンドです。(2016年11月) 「超再生」という言葉に私はシビレてしまいます。 簡単で、感度が凄く良いというふれこみが大抵の製作記事に付いてました。 中学生だった私がアマチュア無線にデビューしたのは、自作のリ…

FMトランスミッター

FMトランスミッター(モノラル)です。 10年以上前の作です。 当時、立派なオーディオ装置を持っていましたが、普段寝起きする部屋にはFMラジオしかありませんでした。隣のオーディオ装置のある部屋では飲食など、いろいろ不便なので、普段の部屋で楽しくCDを…

アンテナ笑い話

10月も中旬になって、ようやく秋らしくなってきたなあ、という昼下り、私は自転車をゆっくりこいでいました。 近所の道端に車が止まっていました。その10m後ろから、私はその車のルーフアンテナに注目しました。 上の絵の 拡大図のように見えました。「なん…

ゲルマでFM !

ゲルマニウムラジオでFM放送、聞こえんの? 聞こえました ! ただ放送塔の近くへ行かないと聞こえませんけど。 これが ゲルマFMラジオ です。東京スカイツリーから、3Km離れた所にある公園で、NHKFM、Jウエイブ が聞こえました。 また、スカイツリーから、5Km…

板の上の単球アンプ

バラックの単球アンプです。 トランスレスです。球は50EH5。ヒーターの50Vの作り方が今回の眼目です。 この記事の最後に、この球を使って作ったポータブルレコードプレーヤーの紹介もしています。おそらく1960年前後と思われますが、庶民的ポータブルプレー…

50MHz AM受信機

これは50MHzのAM受信機です。10年くらい前の「作品」です。木端の上に作ってあります。「ええ!そんなんでいいの?」と聞こえてきそうですが、これでOKなんです。 実際、この受信機で、交信もしました。E スポが出た時は関東と北海道の交信もしています。 た…

1200MHz 3エレ八木アンテナ

今回はアンテナです。ブログタイトルの『ラジオ』を Radio=無線 と解釈すればアンテナ記事でも良かろうかというわけです。このブログは自作の時系列順ではなく、写真や制作資料が出てきた順です。今回の八木アンテナは、私の最新作です。2018年9月のことで…

「バラック」と余談

「バラック」とは英語で「barrack」ですが、ほとんど日本語になってます。昭和にはよく使われた言葉です。 掘っ立て小屋 粗末な小屋 とか、急ごしらえ にわかづくり というような意味で使われています。 自作ラジオの世界でもたまに聞くことのあった言葉です…

ミュー同調ラジオ 2

スピーカーを替えました。100均で買った物入れの浅い木の箱。スピーカーユニットは 8cm x 12cm の楕円。カーラジオのジャンクです。黒い紗が元々スピーカー前面についていました。 後ろはふさぎません。この方が、音がすっきり軽々と耳へ届くのです。これで…

ミュー同調ラジオ

これはミュー同調式ラジオです。普通、選局の同調回路にはコイルと可変コンデンサ(バリコン)を使いますが、これは、コンデンサの容量は固定で、コイルのインダクタンスを変化させます。 つまり、コイルの芯になっているフェライトコアの棒を出したり入れた…